2009年3月16日月曜日

日経:カツオ節業界嘆き節……アホなブランド信仰はいい加減に止めたらどうか?

考えさせられた:
NIKKEI NET(日経ネット)カツオ節業界、嘆き節 製法や産地、大手2社が偽装:: "カツオ節業界、嘆き節 製法や産地、大手2社が偽装カツオ節 製造・販売最大手のヤマキ(愛媛県伊予市)と同2位のマルトモ(同)が食品表示を偽って商品を販売した問題を受け、カツオ節業界が苦境に立たされている。不祥事と不景気が重なり、売り上げは伸び悩み気味。一連の問題では、日本農林規格(JAS)法に対する業界の理解が不十分だったことも浮き彫りになり、「何のために基準があるのか」という疑問の声も上がる。「大手2社の不祥事はショックだった」。日本有数のカツオの産地、静岡県焼津市。カツオ節加工会社の男性経営者は「不景気と産地のイメージダウンが響いている」と肩を落とす。"
カツオ節は、なんでもおいしい。ところが消費者は「なんとかブランド」でないとダメだという「洗脳教育」の犠牲者。仕方なくそのブランドを偽装する企業が現れた。愛知県企業の技術者が創意工夫で開発したカツオ節の「新製法」の方が手間暇だけをかける非科学的な鹿児島の「伝統製法(枯れ節)」とやらより合理的・科学的であったかも知れないのに、農水省はこれはいけないことで犯罪であるとして創意工夫した企業に制裁を加えた。農水省はいったい味を比較してみたのか? ニッポンはなんかおかしい。

コメの「天日干し」とやらもそう。天日干しでどれだけ旨くなるかについては何らの科学的な証明はなされていない。でも農水利権団体はこれこそがコメに「付加価値」を付けて高く売る方法だと信じて、消費者にこの方がウマイという洗脳をしている。消費者は余分な手間賃だけを単にぼられているに過ぎないのだ。

カツオ節についても同じ。なんでも鹿児島産だといいものだという宣伝に騙されて消費者は余分にお金を払う。焼津のカツオ節で何が問題があるのだ。鹿児島産だと偽装された焼津のカツオ節業者が怒るのはもっともである。

いい加減にイナカ農水族が金にまかせて広告代理店を使って進める「ブランド」とやらを信仰することにはおさらばしたいものである。

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